田舎の評論家・一言

これからは地方・田舎暮らしを確立できた人が勝ち

レッスンプロの未来と、日本ゴルフの再興策

 レッスンプロ一人・二人の未来を約束することは、それほど難しいこととは思えません。しかし業界全体のこと考えたとしたら、それで済まないことは明らかです。


 ではどうしたら、多くのレッスンプロの将来を明るいものにすることができるか。それはもう、ゴルフやる人を増やすしかないんです。

 今業界としては、
ジュニア育成
若者対策
・女性対応
などいろいろやっておられるようです。

 

 しかししかし、それら方法を進めている団体の思惑とは裏腹に、ゴルファー減少は止められません。そのなぜかは、その対象が正しいとは思えないからです。


 そもそもジュニア育成とは、高校部活の前過程。そこでゴルフを覚えたら、中学・高校部活で選手としての経験を積むというもの。しかしゴルフとは、野球やサッカーのように高校部活はありません(あることはあっても、野球・サッカーとの違いは明らか)。

 

 

 日本ゴルフ協会JGA)とは、日本体育協会に属する団体の一つ。なのにどうして、中学・高校での部活として選手を育成することができないのか。もしJGAにやる気があったら、日本体育協会⇒中学・高校の団体と話し、部活化を進めることは可能だと思うんです。


 まあ難しい点はあるのでしょうけど、それ難しいってJGAがやらなかったら、日本のゴルフの普及など考えられません。JGAが、それはそれでしょうがないと思っているのなら、この団体の存在価値はなんなのか。


 日本のゴルフの普及を考えて、中学・高校の、ゴルフの部活化を進められない団体のこれまでとは、怠慢行動を続けてきた組織としか言えないと思うのですが。


 また日本プロゴルフ協会PGA)も日本女子プロゴルフ協会(LPGA)も、毎年レッスンプロを育成して資格を与え続けてるのに、その後の仕事のことまで考えてない?


 世のゴルファー減少は承知の事実、そこにレッスンプロ排出し続けたら、資格取得=失業・失職を理解してるのに、仕事斡旋を積極的に進めているなんて聞いたことない。
 したがってここでも、この2団体の怠慢行動の結果として、レッスンプロの未来は潰されているとしか思えんのです。


 もしこの3団体がスクラムを組んで、中学・高校でのゴルフの部活化を積極的に日本体育協会⇒国に働きかけたら、実現すると思うんです。だってそれ実行・実現できるのは、この3団体しかないんですから。

 そしてもし各校にゴルフ部ができたら、練習施設なんて鳥小屋でOKなもの。レベル上がって球筋見たかったら、その時は外出て確認すればイィんです。

 

 全国甲子園出場予選大会出場校の数、おおよそ4000校。その全てにゴルフ部ができたとしたら、世のレッスンプロの職は確保できると思えます。


 高校野球界が早々と、プロ野球OBを高校野球部指導者に推挙の制度を実施しています。野球できてゴルフにできないのが現実なのか、だったらこのわたくしの提案は実現しないかもしれません。

 

 とかく団体の上層部とはお年寄りが多いものですから、日本のゴルファーが増える、ゴルフ指導者の職場が確保されると分かってても、改革に手を付ける方はおられないんですね~。
 あの川渕さんのような方がおられればよろしいのですけど、どうもこの3団体にはそのような方はおられないようなんで、言い出しっぺのわたくしにも“無理なお願い”をしてしまったかな?の感じ致してます。


 そんな訳で今回の提案に付きましては、レッスンプロの皆さんを初めとして、日本のゴルファーが増える期待をなさってる方々には、少々残念なものになってしまったのではないかと思っています。

 

 そこで次回からは、年寄りの集まりの団体に期待するのではなく、レッスンプロ自らが実行するゴルファー増加策、もうこれしかないのご提案をお届けすることに致します