田舎の評論家・一言

これからは地方・田舎暮らしを確立できた人が勝ち

ゴルフ業界の方々へ

 ゴルフ再生に関するアイデアはまだまだあるのですが、それを並べ立ててるだけじゃラチがあかない。

 なぜってそれらのアイデア実行できるのは、わたくしじゃなく業界の方々だけなんですから。

 

 まあやるかやらないかは、当人の自由。やらなくても大丈夫と思うお方は、何も新しいことに手を染めることありません。

 ただこれから10年後・20年後のゴルフ界のこと考えたら、何らかの形でやらなきゃならないとわたくしには思えるんです。

 

 

 それは多くのゴルフ関係者はご存知でしょうけど、日本プロゴルフ協会から

「 ゴルフ市場再活性化に向けた新たな提案」

  ⇒2千万人潜在需要層掘り起こしに向けて

 と題して、114ページにも及ぶ提案書が出されました。

 

 そこにはゴルフ人口の減少が、ゴルフ場・練習場を減少させ、レッスンプロの存在性も危うくすると警鐘を鳴らしています。

 そしてそのためには、いろいろ考えてやらなきゃならないとも。

 

 

 その中には、若者が車を持たなくなり、ゴルフ場に向かえなくなったことを細かいデータまで加えて解説しています。

 またゴルフを難しいままにしたから、若者がゴルフに興味を持たなくなったなど、そうそうたる方々の意見書を添えて語られていることが分かります。

 

 それは日本プロゴルフ協会の所見として、今後の日本のゴルフのさらなる衰退を予想する文献として、興味深く読ませて頂きました。

 

 

 この資料を基に、メンター=労働者のコーチング職としてお話しますと、現在この業界でのアラフォー世代での立場がすこぶる悪いことに気が付かされます。

 

 それは現在アラフォーの方々とは、20年後定年の時を迎えることになります。

 そしてその前、これからの10年後とは、現在在籍する企業から手を切られる可能性が、大きい状況に置かれていると言えるんです。

 

 まあこのお話はゴルフ業界に限ったものではなく、業界として低迷している場合、人の削減は避けられないもの。

 その状況が既に、大手金融機関で始まっていることで、ご理解頂けると思います。

 

 

 50歳世代社員とは社内で一番給料の高い層ですから、会社としてはその世代を早々社外に出し、若者に変えたいと考えています。

 ですから業界として低迷を余儀なくされている場合、この業界に身を置く会社員は、その現実をしっかりと見極める必要があるんです。

 

 このお話は会社員ばかりでなく、レッスンプロの方々にも言えまして。なぜならアラフォー世代のレッスンプロは、現状でも十分な顧客を得られなくなっている。

 

 それは前述しましたように、現在でもレッスンプロ一人当たりの収入が150万円/年なのですから、ゴルファー減ってレッスンプロ増えたら??

 

 そして悪いことに?、レッスンプロには定年がありません。ちなみにこちら水戸地域では、70歳代のレッスンプロがまだ現役です。

 

 

 現状でこのアラフォー世代のレッスンプロとは、おそらく正社員として雇用されてはいないでしょう。

 そう考えると、当然厚生年金入ってない人多いのではないか。

 

 ご承知かもですけど、国民年金だけでは平均5万5千円ぐらいしかもらえない。さらに独身で、女性だともっと少なくなる可能性が。

 それで大丈夫かどうかを、しっかり考えておく必要あるんです。

 

 

 ゴルフ業界といっても、そのすそ野は広い。ダンロップブリヂストンなどの大手企業から、ゴルフ場・練習場の社員。その他フリーランサーのレッスンプロもおられるでしょう。

 そんな方々のひとり一人が、10年後・20年後の働き方考えなきゃいけないと、メンター職として強く思っているんです。

 

 それってこれからを国や企業の言いなりになっていたら、アベノミクス=格差を押し付けられてしまい、ホゾ噛むことになりかねませんから。

 

 次回からは、そんな業界の方々がこれからどんな働き方を思考したらよろしいか。そんなあれこれをお伝えしたいと思っています。