国の言う《働き方改革》とは
それを端的に言ったら、日本の労働者全てに
「日本の労働者よ、独立しなさい」
と促してる。だから大手企業を中心に、副業・兼業のススメを推奨してるんですよ。
それは戦後の経済成長の時代にも、国⇒官僚⇒企業の指導の下に、労働者は
「寄らば大樹の影の意識でまじめに働きなさい」
と諭され、定年まで真面目に働きさえすればよかったもの。
しかしこの時代を迎えて、国が働き方改革を唱え出したのは、もう過去からの時代が終わってこれからの時代が始まる。
その時代に合わせて、労働者も考え方を変えなさいということなんです。
その過程では
・36協定⇒1日8時間・週40時間以上の労働)労使合意でOK
・高プロ制度⇒(特別な技能職には残業代を払わなくてもイィ
なんて制度が押し付けられてしまいました。
この制度の実施に、長時間労働を増長させると反対する人多いのですけど、わたくしには
「それ嫌だったら会社を辞める、転職しなさい」
って言われているとも思えるんです。
だってもう、会社の言いなりになってても、定年まで働けて退職金十分頂けることなさそうなんですから。
お話は違いますけど、あのユニ・チャームとい会社が2019年から、従業員ばかりではなく派遣社員や定年後の再就職の社員にも、副業・兼業を認めることになったそうなんです。
これってまさに、
「これからの稼ぎは、自己責任で行いなさい」
って国からのお達しを、実施するということなんですね。
それ大企業だから国のお達し受けられても、中小企業は余裕なくてほとんど実施できないというのが現実。
この国のお達し受けられない中小企業の社員とは、その時大企業との格差をしみじみ感じなければならなくなる。
では中小企業に勤めている皆さんは、それやろうとしなくても大丈夫ですか。ここのところが、レッスンプロを含めたわたくしの最も心配するとことなんです。
前回、ゴルフ業界に勤める会社員の皆さんは
⑴なんとか今の会社で定年までおいてもらうこと考える
⑵業界内のイィ会社に転職することを考える
⑶全く違う業界、かつ発展しそうな企業に転職すること考える
⑷副業・兼業と複業を真剣に考える
⑸独立を目指す。
こう考えてほしいとお伝えし、その内⑴に付いては既にご説明致しました。
それではここにあります⑵~⑸はどうすることかと申しましたら、まさにそれは、中小企業の皆さんもレッスンプロも
「副業・兼業、複業考えた、独立意識を持つ」
ってことなんです。
なぜなら⑴に関する情報は、自分の会社のことですから手に取るように分かる。
・自分の定年までの業績は大丈夫そうか
・ゴルフ部門低迷でも、それ以外に好調部門はあるか
・賃金上昇を抑えられないか、退職金の減少率は
・50歳を迎えて、早期退職を促されないか
・定年退職後の仕事を与えてもらえそうか
など、情報は嫌でも入ってくると思いますから。
ちなみに知り合いで間もなく定年を迎えるの地方公務員の方、
「なんか毎年100万円単位で退職金が減ってるみたいなんです」
「私は二千万円台もらえますが、1千万円台なるの時間の問題」
なんておっしゃってます。
今の時代とは、こんなサイクルになってることは間違いない。だから安部さん、《働き方改革の発言》=《国民よ覚悟を!》って言い出したのだとわたくしは思ってるんです。
さあ覚悟しろと言われてるんですから、国民・労働者は覚悟しなくちゃならなんです。
それは寄らば大樹の影から、一人で大海に船出さなければならないこと。あなたには、その覚悟ができますか??
そこで⑴を除いて下記の検討してみますと
⑵業界内のイィ会社に転職することを考える
⑶全く違う業界、かつ発展しそうな企業に転職すること考える
⑷副業・兼業と複業を真剣に考える
⑸独立を目指す。
と、⑵~⑸には共通項あることがお分かりたと思います。その共通項とは、今までの団体行動から単独行動を起こすってもの。
⑵の場合、自社の将来性10年後・20年後に疑問を感じた時、今のスキルを活かすには業績良い同業他社を調べた上で、転職活動を計画するもの。
もちろんそこには、相応のスキル&企画力を発揮しませんと、相手も注目してくれません。それ⑴でお話した、自分を売り込む“ネタ”の必要性が生じます。
なぜなら同業他者への移動ですから、他社にもゴルフに関するスキルもった人はいる。したがって同業退社より長けた、スキルと企画力もってなければならないことになります。
そこには今の会社では無理だけど、同業他社が持つ商品構成を考えたら、《こんな企画が実行できる》的な発想することで、自分を売り込むための“ネタ”作ることになるんです。
こう言えますから自社で定年も他社に移転も、この時代に通用する“企画力”・“発想力”の必要性が不可欠になると思って下さい。
その上で、これから自社以外、すなわち外からの情報集めに注力しなきゃなりません。それ求められているんです。
つづく